新幹線通勤という言葉をご存じですか?
これはそのままの意味で「新幹線で通勤」するということです。
新幹線を利用するので、ふつうの通勤よりも距離が遠いということも想像しやすいですね。
距離もあるし、もちろん交通費も高くつきそうです。
距離があるから通勤もきついしつらいでしょうね。
一見するとデメリットだらけのようですが、本当でしょうか。
新幹線通勤はきつい&つらいだけのものなのでしょうか。
この記事では、新幹線通勤のメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
目次
新幹線通勤がきついしつらいのは本当?SNSでの評判は?
通勤は通勤でも、「新幹線通勤」だともうつらいことしかなさそうですよね。
まずは、圧倒的に通勤距離が長くて遠い。
そして、新幹線代が高い…。
全くいい面が想像できません。
新幹線通勤なのだけど、こんなに通勤がつらいとは…帰省戻りで激混み…
こんなことならリモートにすればよかった…— ふくふみ 후미🫧 (@fukfum1) January 4, 2022
新幹線通勤の日々。明日4時起きはつらい。始発新幹線に限りペルシャ美女によるおしぼりサービスとかないのか。
— kerio (@keriofuji) January 24, 2012
新幹線通勤のデメリットだと言えそうですがSNSにも「きつい」「つらい」の声が多く挙がっていました。
距離が遠いことや、それによって早起きが必要になることなどがきつい&つらい原因のようですね。
しかしながら最近では、新幹線通勤をしているという人を以前より見かけるようになってきました。
明らかなデメリットの中にも意外なメリットがあって、新幹線通勤を選ぶ人も出てきているのではないでしょうか。
本当のところはどうなのでしょうか。
新幹線通勤がきつい&つらいといわれる理由は?体への影響は無い?
新幹線通勤と聞くと、即座に大変そうと思ってしまいませんか。
職場まで遠いし、朝も早いし、交通費もかかるし、、普通に考えたらきついしつらいことしかなさそうですね。
また、体への影響も気になります。
やはり、最初の印象のように新幹線通勤は大変なのでしょうか?
つらいことが多すぎてオススメできないものなのでしょうか?
この新幹線通勤のデメリットについてまずはしっかりみていきたいと思います。
大きくは以下の4つのデメリットが考えられます。
通勤時間、早起き、社会保険料、本数についてそれぞれ詳しくみていきましょう。
新幹線通勤きつい&つらい理由①とにかく通勤時間が長い
遠くから通うために新幹線を使うので、どうしても通勤距離が長い場合がほとんどですね。
隣の県ならまだ1時間以内になることもありますが、何県もまたぐことになると、通勤時間はどんどん長くなる一方です。
そのため通勤距離に比例して、通勤時間が長く感じて仕方ないことになります。
2時間以上かかる場合には、もう移動疲れの塊ですね。
座ったまま動けず、自由に過ごすと言っても、いったいどう時間を過ごしていいものか悩みます。
毎日のことですし、とにかく通勤時間が長いことはつらい人が多い理由になります。
新幹線通勤きつい&つらい理由②早起き
なんといっても毎朝の早起きがつらいというのもよくある話ですね。
6時に家を出るために5時に起きたり、もっと早く4時起きだったり。
もう夜なのか朝なのかわからなくなりそうです。
冬になると朝が暗くて、よりつらさを感じますね。
シーンと静まり返った中を出勤していると、なぜみんなが寝ている時間に行かねばならないのだろうと思って悲しくなることも。
前の日の夜が遅くなったときには、この早起きのつらさが身に沁みます。
体が慣れないうちは特に朝の早起きがつらいと感じるでしょう。
新幹線通勤きつい&つらい理由③社会保険料が上がる
新幹線通勤をすると実は社会保険料が上がるということをご存じでしたか。
社会保険とは健康保険厚生年金保険、介護保険などをまとめて納付しているものです。
新幹線通勤になるということは、当然交通費が高くなるということになります。
この交通費を支払う通勤手当が会社から出ている場合、この通勤手当も支給額に含まれます。
支給額が上がると社会保険料が連動して上がるという仕組みになっています。
新幹線通勤になった場合、交通費はそれまでより上がってしまうことがほとんどなので、社会保険料も上がるというわけなのです。
新幹線通勤きつい&つらい理由④場所によっては本数が少ない
新幹線通勤のデメリットの一つに場所によっては本数が少ないという点があります。
これはすべての駅についてではなく、特定のある場所には新幹線の発着数が少ない場合があるということになります。
この場合、本数が少ないことで朝や帰りの時間に制限がかかることが出てきます。
どのようなルートで通勤するかにもよるでしょうが、事前にしっかりとシミュレーションをして確認しておきたいポイントになります。
本数が少なすぎて、朝は早すぎて帰りも選択肢が少ないとなるとつらさが増すこと間違いないですしね。
新幹線通勤きつい&つらい理由⑤体への影響がある?
こちらは通勤に限った話ではないのですが、新幹線からは電磁波が発生しています。
ただ、色々調べてみましたが、この電磁波が新幹線通勤にどれだけ影響しているかは分かりませんでした。
TVの電磁波は? 電子レンジの電磁波は? 毎日新幹線通勤してるけど、人間ドックは正常だ。一時期、PCの電磁波騒ぎで電磁波防止エプロンとか女性の間で流行ったけど、もう何十年もそれを浴びてるSEはごくふつうに生きてるよ? 何でも「危険情報」を流すときは科学的根拠の提示をして欲しい。
— 狐雨@テレワーク病み憑かれ自閉中 (@kitsuneame00) March 5, 2014
ただ「新幹線に乗るだけで疲れる」という人がいるのも事実です。
「頻繁な気圧変化」「高速のスピードなので活性酸素が増殖」など様々な理由が挙げられますが、疲れを溜めにくい方法については以下の記事を参照ください。
>>新幹線に乗ると疲れる理由は?移動疲れや疲労を溜めない対処法を紹介!
しかしながら、メリットの方でも解説しますが満員電車にずっと立ちっぱなしで乗るのも相当なストレスがかかりますよね。
体への影響という意味では「どちらをとるか」という結論に至るように思います。
新幹線通勤すると補助金が出る自治体もある?定期券が安い?
新幹線通勤をすると補助金が出る自治体もあるのでしょうか?
実はあるのです。
また、定期券も安くなるのでしょうか?
安くなることもあるのです。
新幹線通勤者が増えるいうことは、地方在住者が増えるということにもなります。
地方自治体は住民が増えると収入も増えます。
家族移住が増えると人口も増えて、行政も潤うことになるのです。
だから、新幹線通勤に補助金を出してでも、住民を増やすことによる地方自治体のメリットが十分あるということなのですね。
ギブアンドテイクの関係なのです。
会社から交通費支給があるかは要確認!
新幹線通勤について考えるとき、会社から交通費が支給されるのかを確認することが必要になりますね。
新幹線通勤を始めたいと考えているのなら、交通費については気になるところです。
交通費支給もたとえば、会社によって新幹線の定期代は出してくれない場合もあります。
実際に自分が払う交通費はいくらくらいになるのか、自己負担があってもそれ以上に見合うメリットがあるのか。
その辺りが重要になってきます。
新幹線通勤をする前にかかる実費のシミュレーションをしっかり行っておきたいですね。
新幹線通勤のメリットは?
さて、ここからは新幹線通勤のメリットに注目していきます。
デメリットをしっかり把握して、メリットをみていきましょう。
以下のような5つのメリットがあります。
- 満員電車とおさらばできる&ほぼ座れる!
- 仕事に集中できる!
- ほとんど遅れないので余裕が生まれる!
- 通勤時間を自分の時間にできる!
- Wi-Fiがある&充電できる!
いかがでしょうか。
気になるメリットがありますでしょうか。
私でしたら、2や4、5が気になります。
じっくり子供に邪魔されない自分の時間が貴重なので、メリットに感じます。
仕事に集中したり、趣味にいそしんだり、疲れていたら寝てしまったり、でしょうか。
それでは、1からみていきましょう。
メリット①満員電車とおさらばできる&ほぼ座れる!
新幹線通勤の大きなメリットと言えば、やはり満員電車とおさらばできることです。
立ったままですし詰めの列車に乗らなくていいのはとっても大きなメリットです。
しかも、新幹線だとほぼ座れるのです。
ということで、自分のスペースがしっかりありつつ通勤できるという環境を手に入れられるのですね。
満員電車に揺られて朝から疲れ切って出勤するのか、それとも優雅に座ってゆったり過ごして体力を温存して出勤するかでは大きな違いになりますね。
その後のパフォーマンスもあがること間違いなし!
メリット②仕事に集中できる!
新幹線通勤でほぼ座って通勤できるので、仕事をすることもできてしまいます。
本を読んで学ぶのもよし、パソコンを持ち込んで書類を作成するもよし。
通勤時間を有意義に仕事の時間に充てることができれば、就業前から働いているもの同然ですね。
準備をしっかりした分、スムーズに一日の作業を進めることができれば、仕事も早めに切り上げることも可能になりますね。
お子さんが小さい時などは特に静かに集中できる貴重な時間になります。
仕事に集中できる朝のまとまった時間が手に入るというわけです。
メリット③ほとんど遅れないので余裕が生まれる!
新幹線のダイヤはほぼ遅れることはありません。
ダイヤが乱れても一番初めに復旧したり、基本的に時間にとても正確です。
ということで、遅れることがないので、一日の予定が予測しやすく時間の余裕が生まれやすくなります。
一方、通常の電車では事故があったりすると一斉に影響を受けて乱れがちです。
慌ててリスケジュールに追われて、一気に余裕がなくなることもよく起こりがちです。
比べてみると、より時間に正確な新幹線を利用することで、スケジュールが乱れることなく慌てることもなく余裕が生まれるということなのですね。
メリット④通勤時間を自分の時間にできる!
新幹線通勤では通勤時間は長くなってしまいます。
ですが、その通勤時間をそっくり自分の時間にできるとしたらどうでしょうか。
家では気が散って集中できない作業でも、新幹線の中の限られたスペースではぐっと集中できると思いませんか。
家でも会社でも一人きりになって作業をするのが難しければ、新幹線の中での一人の静かな空間が貴重になるでしょう。
仕事を進めてもよいですし、自分の趣味にふけってリラックスすることもできますね。
普段自分の時間が足りないと思っている人には実は最適かもしれません。
メリット⑤Wi-Fiがある&充電できる!
最近では、長距離移動の乗り物にはWi-Fiが常備されてきており、充電する場所もあることが普通になってきました。
何をするにもインターネットが必要な時代になり、Wi-Fiと充電があればたいていのことが可能です。
新幹線通勤をしている間に、日常生活で必要なものを注文することもできます。
お金を振り込んだり、申し込みをしたり、様々な手続きをすることもできます。
Wi-Fiがあるということは、インターネット経由で用事を済ませやすいし、充電もできるのでその後の充電量を気にすることもないということになりますね。
至れり尽くせりではないでしょうか。
まとめ
ここまで、新幹線通勤のメリット・デメリットについてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。
どちらが気になりましたでしょうか?つらい点?意外と時間ができる点?
私は職場の近くに住んだ方が通勤時間が無駄にならなくて良いと考えるタイプです。
ですが、新幹線通勤にはきつい&つらいだけではなく意外とメリットがあると感じました。
新幹線の定期代や補助金、家賃の金額を計算してみて、それに代わるメリットがあるかどうかで決めるというのも一案です。
皆さんの人生で何を大切にしたいのかで考えていくといいですね。