新幹線と言えば、長距離を早く移動するための手段ですね。
たいていの方は目的地まで一気に移動するのではないでしょうか。
実は、新幹線を途中下車することができる裏ワザがあるのをご存じでしたか。
とある条件を満たすと途中下車して、日をまたぐことも可能なのです。
つまり、宿泊もできるのです。
この記事では、新幹線を途中下車できる裏ワザとなぜ日をまたぐことができるのかを解説していきます。
目次
新幹線の途中下車のルールは?
新幹線は一気に目的地へ向かうイメージがほとんどですね。
ですが、あるルールの下では途中下車が可能になります。
それはいったいどんなルールなのでしょうか。
気になりますね。
そして、気を付けなければならない点は、有効期限なのです。
どういうことなのでしょうか。
ここでは、新幹線で途中下車ができる条件とその有効期限についてをみていきます。
もし、これから長距離移動で新幹線を使う予定がある方は、ぜひ一読しておいてくださいね!
ただの移動が素敵な旅に変わるかもしれません。
新幹線で途中下車ができる条件とは?
新幹線で途中下車ができる条件とは2つあります。
まずは、その移動距離が片道101km以上であることです。
それ以下であれば途中下車はできません。
また、切符の買い方をひと工夫する必要があります。
それは、乗車券と特急券を分けて買うことです。
なぜなら、途中下車した際に乗車券は回収されませんが、特急券は回収されてしまうからです。
あらかじめ、途中下車する場所までの特急券と途中下車した場所から目的駅までの特急券を用意します。
この2つの点に気を付けて、準備していきましょう。
有効期限には注意!
この有効期限とはなんなのでしょうか。
それは乗車券に数日の有効期限が設けられるルールのことです。
営業キロが片道101km以上でかつ、大都市近郊区間内を超える場合に有効期限が2日以上になるのです。
これは特急券にはないものです。
途中下車して宿泊をしたい時には特にこの有効期限の確認が必要になりますね。
お得に途中下車できるのが楽しいのであって、お得でなければ特別感も下がってしまいます。
旅の計画をする時には、乗車券に書かれている有効期限に気を付けなければいけません。
新幹線で途中下車した駅の改札の通り方は?
新幹線で途中下車する場合の改札の通り方にはどうすればいいのでしょうか。
自動改札口に乗車券と特急券を重ねて同時に入れましょう。
すると、まだ使える乗車券は出てくることになっています。心配な人は、有人改札を通るようにすると安心ですね。
とにかく改札口では、有効である乗車券は回収されませんが、特急券は回収されてしまうのです。
これが、特急券を目的駅まで一枚で買ってしまうとうまくいかない理由です。
目的駅まで一枚で買ってしまって、途中下車をした場合、回収されてお金が無駄になってしまうのですね。
途中下車後、新幹線や特急に乗るときの切符はどう買う?
初めから特急券を分けて買っておいてもよいのですが、途中下車した駅から新たに特急券を買うこともできます。
乗車券の目的駅までの特急券を買うということになりますね。
これは結局、買わなければいけない特急券を後で買うだけなので、金額の差は生まれません。
初めにお金を払うか、途中でお金を払うかの違いになります。
先に特急券を買ってしまってもいいですし、後から特急券を買い足してもいいということになりますね。
乗車券の有効期限を含め旅程に余裕があるようであれば、さらに途中下車をすることも可能ですね。
新幹線で途中下車できない場合とは?
ここまで、新幹線で途中下車できるケースを見てきました。
ですが、中には途中下車できない場合もあるのです。
それは次の3つのケースになります。
- 後戻りするケース
- 市内や区内など、特定のエリア内
- 回数券や一部の旅行用商品券のケース
それでは、この3つのケースについて詳しくみていきましょう。
①後戻りするケース
乗車駅から目的駅までの間に後戻りするケースでは、途中下車ができないことになっています。
逆に言うと、後戻りしないのであれば何度でも途中下車できてしまうとも言えます。
基本的には目的地へ向かう移動の途中での途中下車ということですね。
目的駅までの乗車券の料金が、分けて買うよりもちょっとお得になるということです。
後戻りしない旅ということですね。
もしも、後戻りする用事ができてしまった場合には、この途中下車の技は使えなくなりますので、気を付けてくださいね。
②市内や区内など、特定のエリア内
〇〇市内、または都区内発着となっている乗車券の場合には注意が必要です。
このように特定のエリア内では途中下車はできないことになっています。
例えば、東京都区内が目的駅となっており、都区内駅で降りる場合には途中下車とはみなされません。
同じゾーンでの乗り降りは途中下車とはならないのです。
よって、乗車券は回収されてしまうので注意してください。
このような特定のエリアにあたる場所を発着とする切符の場合に、同じゾーン内での途中下車はできません。
うっかり降りてしまわないように気を付けたいですね。
③回数券や一部の旅行商品切符
まとめて安く買うことができる回数券や一部の旅行商品切符などは、途中下車ができないことがほとんどです。
つまりは、初めに割引がされているものは途中下車できない可能性が高いということです。
例えば、旅行のツアーで特別に購入した切符などは途中下車ができないだけでなく、買いなおす必要が出てくる場合もあります。
定価で購入する場合に、最終目的地までの乗車券を一気買いすることでお得になるのです。
もとから少し割引されている方をとるか、途中下車の裏ワザをとるかということで選ぶといいですね。
新幹線の途中下車は日をまたぐのもOK?
ここまで見てきたように、新幹線の途中下車では日をまたぐのもOKです。
この日をまたぐというのは、乗車券の有効期限にもよります。
この有効期限は乗車券の営業キロによって変わってくるのですす。
具体的には、101㎞~200㎞では2日、201㎞~400㎞では3日というようになっています。
基本的には距離数によって有効期限が増えることになっています。
ということで、乗車券の有効期限があればあるだけ宿泊も可能になるということですね。
もちろん、特急券の買い方には気を付ける必要がありますね。
新幹線で途中下車ができるようになる裏ワザ紹介!
さて、新幹線で途中下車ができないケースを3つ紹介しました。
このケースのうち「特定のエリア内で」途中下車できないときの裏ワザがあるのです。
方法は2つあります。一体どのような方法なのでしょうか。
また、実は何回でも途中下車できる裏ワザというものもあるのです。
この裏ワザを上手に使えば、何か所も見て回ることができるということですね!
これで、新幹線に関する裏ワザのレベルが一気にあがること間違いなしです!
新幹線で旅をするのが待ち遠しくなってしまうかもしれません。
①特定のエリア内で途中下車できない時の裏ワザ
新幹線の途中下車の裏ワザについてみてきましたが、特定のエリア内で途中下車できないことになっていましたよね。
でも、このエリアだからこそ途中下車したい場所が多かったりするように、どうしても途中下車したい!というときがありますよね。
実は、次の二つの方法で解決することができてしまうのです。
- 都市近郊区間から外に出る方法
- 並行する新幹線を途中に挟む方法
このどちらかの方法を使ってなんとかしちゃいましょう!
都市近郊区間から外に出る方法
「都市近郊区間の中であれば途中下車はできない。」というルールになっています。
裏を返せば、その区間外に出るといいわけです。
つまり、都市近郊区間内の範囲の外にある駅を出発または目的地にすればいいのです。
ひと駅分の区間外の駅を買うことで「途中下車できない」ルールが適用されなくなります。
詳しくは、JRの「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」というページが参考になります。
出発地や目的地が都市近郊区間にある場合、出発または到着駅が区間内に含まれているのか確認しておくといいですね。
並行する新幹線を途中に挟む方法
もう一つの方法がこの「並行する新幹線を途中に挟む方法」というものです。
一見どういうことなのかわかりづらいですね。
これは、先ほどの「大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例」を見てみると実はわかりやすく書いてあります。
例えば、一番下の「福岡近郊区内」の場合、一番下に※で「新幹線で小倉~博多間をご利用になる場合は含まれません」とあります。
ということは、逆に「新幹線で小倉~博多間の利用を含む場合には途中下車できる」という意味なのです。
これが並行する新幹線を途中に挟む方法です。
②何回でも途中下車できる裏ワザ
これまで、途中下車できる裏ワザを使って何回でもしようと思えばできるということを書いてきました。
どういうことかと言いますと具体的には、新幹線の乗車券を101km以上の距離で購入します。
そして、新幹線の特急券を細かく分けて買い足す方法です。
乗車券の有効期限内であれば、何度でも途中下車をすることができてしまうのです。
ということは、何か食べたり、ちょっと見て回ったり、お土産を買ったりすることが可能なのですね。
10回くらい途中下車を利用したことがある話もきいたことがあります。
初めから途中下車ありきの旅を計画して、様々な土地を見てまわる旅するのも楽しそうですね。
この裏ワザを使うと料金が高くならない?
この裏ワザを使うと料金は高くなるのでしょうか。
心配になりますが、大丈夫です!
何回も途中下車しても料金は高くならないのです。
ただし、切符の種類や買い方には注意が必要です。
初めから安くなっている切符であれば、途中下車の技が使えないでしょう。
また、買い方も必ず乗車券と特急券を分けて買うこと。
そしてさらに、途中下車する場所ごとに分けて特急券を買う必要があります。
乗車券は一気に最終駅まで買う事で、乗車券代がぐっと安くなるのです。
ですから、初めから計画的に途中下車の旅にするとお得になるのですね。
まとめ
ここまで新幹線で途中下車する裏ワザをみてきました。
乗車券の有効期限を有効利用することで日をまたぐこともできるのですね!
この裏ワザを知ってしまったら、初めから新幹線で途中下車の旅をしてみたくなりませんか。
あちこちの名物を食べたり、買ったり、日をまたぐ計画を立てて泊まったり。
旅の計画が楽しみになりそうです。
もしも心配であればみどりの窓口に相談するといいですね。
ルールにのっとった旅なのでよりお得なアドバイスもしてくれると思いますよ。