【えきねっと】って知っていますか?
新幹線や特急列車に乗るなら、少しでも金額を抑えたいですよね。
そんな時【えきねっと】から新幹線や特急列車の座席を申込むと金額が割引されます。
では割引率はどのくらいなのか、列車や区間によって割引率の違いはあるのか気になりますよね。
なので今回は【えきねっと】の割引率の違いや、申込みした時のメリット・デメリットなどを調査してみました。
それでは早速いってみましょう!
目次
えきねっとトクだ値とは?
まず【えきねっとトクだ値】とはどのようなものなのでしょうか?
SNSでは分かりにくいとの声が非常に多く挙がっています。
えきねっと、トクだ値の申し込みページ分かりづらい。
— 税理士受験生 (@kurochan9630) October 16, 2013
えきねっとで道内の切符が予約できるっていうから登録したけど、SきっぷとかRきっぷは買えへんのちゃうん?
なんかすっげー分かりづらい。
トクだ値は指定した時間以外の特急に乗られへんし(乗り遅れたりしたら特急料金加算される)仕事で使うから普通のRきっぷ欲しいんやが…。窓口行かなあかんの?— 菜姫 (@nico_nagi) August 7, 2020
【えきねっと】のトクだ値のページが分かりづらいとの声も挙がっていますね。
私も実際に見てみましたが、分かりづらいというよりも制限が結構あるなという印象がありました。
それでも、割引はとてもお得なので、対価だと考えたなら制限をつけてもしょうがないのかなと感じます。
ではまずえきねっとトクだ値の基本から押さえていきましょう!
使い方・購入方法
まず、【えきねっとトクだ値】とはウェブサイト【えきねっと】会員限定の【新幹線eチケットサービス】となっております。
なので、まずパソコン・携帯電話・スマートフォンから【えきねっと】のウェブサイトへアクセスして会員登録をしましょう。
会員登録は【無料】で出来ますので、登録さえしてしまえば【えきねっとトクだ値】を利用することが可能となります。
設定がある列車・座席
【えきねっとトクだ値】は【列車・座席・区間】が限定されている割引切符です。
対象の列車は、新幹線eチケット東北・山形・秋田・北海道新幹線、新幹線eチケット上越・北陸新幹線、JR東日本の特急列車(在来線)、JR北海道の特急列車(在来線)であり、その一部の区間で利用することが出来ます。
えきねっとトクだ値の割引率の違い・料金は?
えきねっとのトクだ値には以下紹介する二種類の「トクだ値」が存在します。
割引率や料金に違いはあるのでしょうか?
えきねっとトクだ値とお先にトクだ値の違い
【えきねっとトクだ値】と【お先にトクだ値】の主な違いは割引率と購入期日です。
- 【えきねっとトクだ値】
乗車当日の午前1時50分までの申込みで割引切符の購入が可能
割引率は5%~20% - 【お先にトクだ値】
乗車13日前の午前1時50分までの申込みで割引切符の購入が可能
割引率は25%~35%
ちなみに、割引率はどちらも利用区画によって変わります。
前もって予定が決まっている旅行や出張などがある場合は、間に合うのであれば【先にトクだ値】を申込みしたほうが割引率が上がりますね。
ただし、いずれも申込みの競争率は高く、特に年末年始やお盆といった繁忙期では即売り切れというのも珍しくありません。
事前受付のコツはあるのか?含めてそもそも事前受付とは何か?取れなかった時の対処法など、以下の記事で解説しています。
>>えきねっと事前受付のコツは?先着順説や取れない時の対処法も解説!
えきねっとトクだ値のメリット
【えきねっとトクだ値】のメリットはどんなとこなのでしょうか?
とにかく安い!
区間によって割引率は違いますが、乗車券だけでなく特急券もセットで割引になりますのでお得に感じてしまいます。
通常価格で購入すると結構な金額になりますので、安くなるのは嬉しいですね。
入会金・年会費無料!
入会金・年会費が無料なのは嬉しいですよね!
【えきねっと】に登録さえしておけば、いざ新幹線やJRを使用する時に申込みがスムーズに行えるので便利だと思います。
駅に行かなくても座席がおさえられる!
現代はネット社会なので便利ですよね。
昔は、わざわざ窓口に行って切符を予約したのが懐かしく感じてしまいます。
【えきねっと】のウェブサイト内で、座席予約の申込みが完結してしまうので是非活用してみてください!
その他良いことが沢山!
その他にも【えきねっと】を利用することで、【JRE POINT】が貯まります。
ここで注意しなくてはいけないことは【えきねっと】で【JRE POINT】を貯めるには、事前にJRE POINT会員番号の連携手続きを完了しなくてはいけないということです。
事前に手続きを完了すれば、JRE POINTが貯まり、新幹線や特急列車に乗れる「JRE POINT特典チケット」や座席をアップグレード出来る「JRE POINTアップグレード」とポイント交換が可能になるみたいですよ!
お得な特典のためにも、是非連携手続きをしてみてくださいね!
えきねっとトクだ値の注意点(デメリット)
では、デメリットはあるのでしょうか?
自由席は利用できない
【えきねっとトクだ値】は指定席専用の割引切符となりますので、自由席は利用出来ません。
必ず、指定の列車・座席を利用してくださいね。
ただ「自由席でもバレないのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
(私もその一人でした笑)
>>トクだ値で自由席ばれる?乗り遅れ&前の電車に乗りたい時の対処法も解説!
上の記事で、以下で紹介する「乗り遅れた時の救済措置」や「前の電車に乗りたい時にどうすればいいか」なども解説しているのでぜひご覧になってください!
乗り遅れた時に救済措置がない
【えきねっとトクだ値】で申込んだ指定列車に乗り遅れた場合は、特急券部分は無効になってしまうそうです!
乗車券部分のみ乗車日当日に限り有効なので、別途特急券を購入しなくてはいけないみたいですね。
たとえ特急券の受取前だったとしても、列車の発車時刻を過ぎてしまったら変更や払い戻しは出来ませんので、乗り遅れには十分に注意が必要です。
途中下車できない
途中下車することは可能なのですが、下車した時点で【えきねっとトクだ値】は無効となってしまうみたいですね。
乗車しなかった区間の運賃・料金の払い戻しや、再度乗車することは出来ませんので気をつけてください。
同様に途中乗車の場合も、乗車しなかった区間の料金は払い戻しされません。
また、申込んだ列車を紙の切符で受け取った場合に途中乗車及び下車した際は、自動改札機での入出場は出来ませんので、必ず係員のいる改札口を通りましょう。
変更できない&キャンセル料が高い
切符に変える前ならば、変更も可能ですしキャンセル料も【えきねっと特典】対象に限り1席320円のキャンセル料で大丈夫なのですが、切符を受取り後はそうはいかないのです。
まず切符を受取り後は変更が出来ないそうです。
またキャンセル料は発売額✕割引率分の金額が発生するみたいですね。
なので、切符受取り後は変更もキャンセルも出来るだけしないほうがいいでしょう。
あらゆる割引がきかない
【えきねっとトクだ値】の切符は乗車券と特急券がセットで割引になっているので、学割や往復割引など乗車券のみ割引が適用される切符とは併用出来ません。
「えきねっとトクだ値」の料金は本当に安い?
では、他の割引などと比較しても本当に安いのでしょうか?
新幹線パックとの比較
新幹線パックは、往復新幹線とホテルを同時に予約出来るお得なパックとなります。
結論から言いますと新幹線パックのほうが安くなることが多いです。
なぜなら新幹線パックは往復新幹線代金と宿泊代のどちらも割引対象となるからです。
また2名以上の予約でさらに安くなり【先にトクだ値】を申込んだとしても新幹線パックのほうが安くなることが多いみたいですね。
新幹線と一緒にホテルも予約をしなくてはいけない場合は、同時に予約も出来て助かるので、新幹線パックを利用しましょう。
様々な旅行会社の新幹線パックがありますが、個人的なおすすめは「日本旅行」です!!
ただし、おトクなプランはかなり早く完売するので注意してください!!
回数券との比較
現在【えきねっと】を運営するJR東日本で販売している新幹線の回数券は、東海道新幹線・自由席(6枚つづり)です。
【えきねっとトクだ値】は指定席限定の切符なので、自由席との比較は難しいかと思います。
ですが、回数券は6枚1セットでの販売が基本で有効期限が3ヶ月間と制限もありますので、使い切らない場合は【えきねっとトクだ値】のほうが安く済むのではないでしょうか。
往復割引との比較
往復割引は、営業キロ数が601キロ以上の区間から適用され、乗車券が1割引きになります。
【えきねっとトクだ値】の中で、営業キロ数が601キロ以上の東京⇔新青森(はやぶさ)の片道金額と比較してみましょう。
【えきねっとトクだ値】から申込みをすると、通常価格が17,470円に対し、こちらの区間は5%OFFとなり16,590円で切符を購入出来ます。
往復割引は、通常価格17,670円(乗車券10,340円、特急券7,330円)に対し、乗車券のみ1割引となりますので、計算すると16,630円となります。
通常価格がそもそも違うので【えきねっとトクだ値】の中でも割引率が低い5%でも往復割引より安くなりますね。
時間に余裕のある方は、【先にトクだ値】を利用すると割引率が25%まで上がるので、確実に【えきねっと】を利用したほうが安くなるでしょう。
時間に余裕がなく、往復割引を使用する際は、当日購入の方法含めて以下の記事で解説しているのでぜひご覧下さい。
>>新幹線の往復切符の買い方は?往復割引や当日の購入方法を解説!
学割との比較
最後に学割との比較をみていきたいと思います。
まず学割とは「学生証」を持っている学生が対象となる割引で、年末年始やお盆などの混雜が予想される時期でも一定して【2割引】で乗車券を購入することが出来ます。
詳しい購入方法については以下の記事をご参照ください。
>>新幹線学割の買い方!本人以外も購入可能?使用時の注意点も解説!
対して【えきねっとトクだ値】の割引率は5~20%なので学割のほうが安いのでは?と思われますが、乗車券と特急券どちらも割引となりますので、一概にそうとは言えません。
割引率が10%以上だと場合によっては【えきねっとトクだ値】のほうが安くなる可能性が出てきますので、切符を購入する際はどちらが安いかしっかりと確認しましょう。
ちなみに【お先にトクだ値】を利用した場合は、【えきねっと】から申込んだほうが安くなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は【えきねっと】の割引率の違いや、申込みした時に生じるメリット・デメリット、他の割引との比較をまとめてみました。
皆さんが【えきねっとトクだ値】を利用する時は、確実に予約を申込んだ時間の座席に乗車出来ることを前提にしてくださいね。
それさえ厳守できれば、様々なデメリットは発生しないので安心です。
また【えきねっとトクだ値】よりも安くなる新幹線パックなどもありますので、状況に応じて使い分けてください!
皆さんが少しでも安く新幹線や特急列車に乗り、快適な時を過ごせますように。